今回は、昭和48年に発足し、25年以上の歴史を持つ、「弘前手話サークル(トア・エ・モア)」を紹介します。
○道具としての手話
皆さんは、手話からどんなイメージを思い浮かべますか?「大変そう」とか「世界が違う」とか思うかもしれません。しかし、この手話サークルのモットーは「心と心の交流」。
活動内容を見てみると、聴覚障害者との交流が中心ですが、それだけではなく、「ボーリング大会」や「ミニスポーツ」など、楽しめそうなメニューももりだくさん。
いろいろなゲームを通して、聴覚障害者の言葉であり、道具としての手話を習っているという感じを受けます。そういえば、言葉って授業で学ぶよりも、体験のなかで学んでいくような気がしませんか?
○笑顔が開く心の扉
トア・エ・モアという名前は、「あなたとわたし」という意味のフランス語に由来しています。つまり、聴覚による障害の区別なく共に生きていこうとする思いが込められています。たしかに、そのような区別は個人のある一部分をとりあげて、壁を作っているだけに過ぎないのかもしれません。
ちなみに会員の手話のレベルは、国家資格を持つ人から初心者までさまざまですが、音によるコミュニケーションを補おうとするためか、会員の皆さんの体の動きや笑顔は、非常に豊かで美しいものです。その笑顔が、人の心の扉を開いていくのでしょう。
○若い力を貸してほしい
現在、メンバーの多くは主婦ですが、特に青年層の積極的な参加を希望しているそうです。
取材に応じてくれた石田さんは、「手話だけでなく、いろいろなレクリエーションなどで、初心者でも楽しめるように工夫していますので、興味をお持ちの方は、お気軽に連絡してください」と、話してくれました。
21世紀は、どちらかというと物が価値判断に置かれていた今世紀とは違い、心の時代になりそうな感じがします。手話を学ぶこと、そしてこのトア・エ・モアに参加してみることが、その心の時代を肌で感じるきっかけになるかもしれないと今回の取材で強く感じました。団体名 |
弘前手話サークル トア・エ・モア | ![]() |
連絡先 |
0172-26-9484(三浦方) | |
活動場所 |
弘前市身体障害者福祉センター | |
会員数 |
26人 | |
活動時間 |
毎週水曜日 19時〜21時 | |
会費 |
400円/月 |