| 旅のまた聞記(ぎきき) 〜ボリビア編〜 |
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海外旅行をよくする日本人も、南米まで足を運ぶ人はそんなにいないはず。それだけ南米には隠された未知の世界が広がっている。南米好きの友達からボリビアに行ったときの話を聞いたときも、私はそう感じた。 ボリビアは南米のほぼ中央に位置し、首都ラパスの標高は3700m。ざっと、日本の富士山と同じくらいの高さで、切り立った山々に囲まれ円形のすりばち状になっている。中央の底の部分はビル群が建ち並び、それを取り囲むように家々が広がっている。街を歩くと日本人によく似たインディオの皆さんに出くわす。インディオは素朴で無口な人が多いということもあって、ラパスの街は治安もよく昼も夜も静かだ。また、すり鉢状の夜景は朝まで見ても飽きないほど美しい。 ラパスから少し足を延ばすと、アンデス山脈に面しているので私たちの想像を絶する厳しくも、神秘的な大自然を味わうことができる。まずは、チチカカ湖。波も穏やかな波の水面には真っ青な空とふりそそぐ太陽の光が反射して、息をのむくらいに美しい。チチカカ湖が人々から愛されている理由が目で見てわかったという。その友達によると、チチカカ湖でとれたマスも、とてもおいしかったそうだ。 彼は、近くの標高6480mのイリマニ山に登ったときも、高山病予防のため、コカという葉っぱを2〜3枚口に入れてかみながら、登ったのだそう。日本では、考えられないのだが、ラパスでは、50円ぐらいで50〜60枚が1袋になって普通に売られている。コカの葉で出したコカ茶も日本のリポビタンDくらいの感覚で飲まれているそうだ。当然、コカの葉も手伝ってイリマニ山に登った気分は最高。イリマニ山に沈む夕陽を見たときは涙が止まらなかったという。 その後、ボリビアを出国する際、彼はコカの葉をポケットに入れて持ち出そうとしたのだが厳重な出国検査を見て、思わず空港内のゴミ箱にそっと捨ててきたそうである。 時間があれば、私も一度は行ってみたい国である。
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